友達

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ど、どうしよう…? 何だかここから出る気にもなれないし、かと言ってずっとここにいるワケにもいかない。 でも。 そこにいるであろう汐莉ちゃんと顔を合わせる事は出来ない気がした。 ――友達だと、思ってたのに。 張り裂けそうに痛む胸を押さえる。 前も、こんな事があったな。 キーンコーン……… 「やばっ!授業始まっちゃう」「行こ行こ!」 4限の予鈴が鳴り響く。 バタバタと騒がしく出ていく足音を確認して、あたしはホッと胸を撫で下ろした。  
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