友達

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4限の終わりを告げるチャイムの音が図書室の中にも聞こえてきた。 …早く、来ないかな。 別に汐莉ちゃんの事や、嫌がらせを佐藤くんに言うワケじゃない。 ただ、いつも通りに。 いつも通りに穏やかな時間を過ごしたかった。 佐藤くんとの他愛もない会話で、心を落ち着けたかった。 でも…… そんな些細な願いも叶わなかった。  
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