図書室

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「こんにちは。千紗さん」 顔を上げてにこりと微笑む佐藤くん。 はう~癒される… ウチの弟より1つ年上の佐藤くんだけど、マイナスイオンの出方が全く違う。 生意気なだけだよアイツはっ! 「千紗さん…?僕、何か気に障る事しましたか…?」 心配そうにあたしの顔を覗き込む。 やばっ! 隼人への気持ちが顔に出ちゃったみたい。 「う、ううん!佐藤くんは何っっにも悪くないよ!思い出しムカつきしただけ!」 そうですか、と相槌を打って佐藤くんはまた読んでいた本に視線を落とす。 .
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