図書室

8/13
前へ
/335ページ
次へ
「千紗ちゃん。遅かったね」 教室に戻って席に滑り込むと、汐莉ちゃんが話し掛けて来た。 「見付けられた~?」 「いや、全っ然!不思議だよね。どこにいるんだろ」 相良くんの話で盛り上がる。 あの人数のファンから隠れるなんてスゴイなぁ。 かくれんぼのプロかも! 「邪魔なんだけど」 後ろの方から誰かの声がする。 2人で振り返ると、そこには黒髪美人が立っていた。 隣の席の…守山、さん。 ああ! 汐莉ちゃんがいるから席につけないんだ! 「あ、ごめぇ~ん」 汐莉ちゃんもそれに気付いたみたいで、少し場所を変える。 .
/335ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1689人が本棚に入れています
本棚に追加