図書室

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―――――― ――――…… 「ていっ!」 「痛っ」 夜の稽古の時間。 今日の昼休みの事を考えてぼんやりしていると、隼人にまたチョップされた。 「何すんのよっ!」 頭を押さえながら隼人を睨みつける。 あたしよりだいぶ身長の高い隼人。 その身長差で振り下ろされるチョップは、重力も相まってかなりの衝撃だ。 「別にー。何か元気無かったから!」 ニカッと快活に笑う隼人に返す言葉が見つからない。 「ちー姉に暗い顔は似合わねーよ!いつも馬鹿みたいに笑ってる方がいいって」 「…何ィ!?」 .
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