守山 晴美

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翌朝。 「あ…」 相良くんのお出迎えを終えて下駄箱に行くと、ちょうど守山さんも靴を履き替えた所だった。 視線が絡み合う。 「お…おはよう!」 「………」 守山さんはじっとあたしを見つめたままだ。 「千紗ちゃん?どーしたの?…………守山さん」 ピョコッとあたしの後ろから顔を出した汐莉ちゃんも守山さんの存在に気付いたみたいで、急に険しい表情になる。 「………」 守山さんは身を翻すとスタスタと教室の方へ歩いていった。 うう… 「ホーント、感じ悪いっ!」 汐莉ちゃんもプリプリと怒りながら上履きに履き替える。 .
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