体育祭実行委員

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そう答えると、よっしーの顔が見るからに明るくなった。 「そっか!良かった」 軽快に階段を駆け上がるよっしーの後ろ姿を眺める。 ん?ちょっと待てよ? 確か… 「よっしーさ、彩乃と付き合ってなかったっけ?」 よっしーには、中学の時から付き合っていた彼女がいたはず。 同じく小学生の時にウチの道場に通っていた女の子。 あたしの言葉によっしーの足がピタリと止まる。 「……別れた」 「……え!?」 それだけ言うとよっしーは物凄いスピードで階段を上る。 「ちょ、待ってよ!」 あたしもよっしーを追って、階段を駆け上がった。 .
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