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「はい、1年3組はあっちの席ね」
何故か競走のようにこの教室にたどり着いたあたしとよっしーは、息の整わないまま促された席に座る。
「なん、で。逃げっ、たの」
「なんと、なく…」
はあはあと息を切らしているあたしたちは、きっと、変。
視線を感じるからね。
あ、そういえば…
大体のクラスは揃っているのに、隣にいるクラス、女の子しか来ていない。
その子はどこかしらソワソワとドアの方を眺めながら…髪を撫で付けたり、服装を整えたりしている。
?
なんだろ。
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