体育祭実行委員

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「…何?」 「!」 席順上、あたしの隣に座った相良くん(らしき人)を見過ぎていたせいか、思いっ切り怪しまれてしまった。 色素が薄めの目が綺麗… 目の色と同じ、柔らかな茶色の髪。確かに、イケメ……いやいやいや!今はそんな事考えてる場合じゃない! 「すすすスイマセン!」 慌てて前を向き直す。 って、委員長! 相良くん見過ぎですよ! 隣の副委員長に肘で突かれて意識を取り戻したのか、ハッとした顔をして 「えっ、と。全クラス揃ったので始めます――」 その後会議は滞りなく進み、2つのクラスの委員が一緒に活動する事になっていた。 「千紗。オレらどこと?」 「えー…6組みたいだよ」 目を凝らして黒板の白い文字を追う。 .
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