体育祭実行委員

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「そんな事言われてもね…」 同じ委員だし。 同じ班だし… 仲良くしなきゃ、でしょ。 「ね、相良くぅん。鬱陶しいよねぇ」 上目遣いと猫撫で声。 女の子の武器を具現化して、その子は相良くんに話しかける。 「…うぜぇ」 「!」 「え、なぁに?」 相良くんの呟きはその子には届かなかったみたい。 …でも、あたしには聞こえた。 「なぁなぁ。どーでもいーけど、早く話し合わねえ?」 よっしーは早く終わらせて帰りたいみたいで、頬杖をつきながら面倒くさそうに言う。 あたしたちはその言葉に席を向かい合わせにくっつけて話し合いを始めた。 .
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