会議

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彼の後方から、眩しく照らす夕陽のせいで。 彼の表情は読み取れない。 「千紗は、別の人間になりたいって思ったり…しない?」 「え?」 「俺は…あるんだ」 「……」 相良くんは屋上のフェンスに手をついて、視線を空に逃がす。 どうしてかな。 相良くんの言ってる事はよく分からないけど。 その横顔が…すごく、切ない。 ぎゅうっと、胸を締め付けられる。 だから…… 「!痛っ」 思い切って、チョップした。 .
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