鈴木さんと佐藤くん

体育祭

「千紗ちゃん、コレはどうやるの？」
「あ、これはね……」

「鈴木ー！ペンキ足りねーぞ」
「ハイハイ！取ってくる」

「千紗！ついでに紙も…」
「おい。アンタも働け」
「…スイマセン」

よっしーに軽く睨みをきかせて、あたしも作業に戻る。

体育祭を一週間後に控えた今日は、午前中が準備の時間に充てられている。

…もう、とにかく。

あの時みんながなんで嫌がったのか分かる位、委員は忙しい。

おかげで、夏休みはあっという間に過ぎ去ってしまった。

…うわーん！

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