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「汐莉ちゃーん!あたし、委員に行くねー!」
そう叫ぶと、こちらを見た汐莉ちゃんはにこやかに手を振ってくれた。
よし、行くか。
ガシッ
「よっしーも行くんだよ?」
汐莉ちゃんを取り巻く集団に、ちゃっかり混ざったよっしーの体操服を掴む。
「千紗っ!ばかやろ!溝口サンのナイトは俺なんだ!」
「よっしーは、ナイトって感じじゃないから大丈夫」
「てめ!言わせておけばぁぁ」
体勢を立て直したよっしーは今にも殴り掛かりそうなポーズをとる。
お!やるか!?
そう思って身構えたあたしだったけど、この争いは意外な人物によって遮られた。
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