愛惜

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(まさか紫炎が探していた方と、秋山様が一緒におられるなんて……!! 取り敢えずパーティーが始まる前に見つかって良かった!!) 三人のやり取りを見つつ心の中で安堵した。 挨拶も終わったのか、紫炎が携帯を確認し秋山と村岡に声を掛け、少し側を離れた。 「すいません、まだ少しお時間もありますのでお待ち頂けますか? それと樹さん、ちょっといいかな。」 「はい!」 名前を呼ばれ後を着いて行く。 少し離れた所で紫炎が話し始めた。 「申し訳ないが、予定を変更して樹さんには二人の接待についてもらう。 本当なら経悟と俺と二人で村岡様の接待だったが、秋山様も一緒にこのまま接待をするから。 今は急な事で女性秘書を用意出来ない、それに秋山様との取り引きや情報を教えて欲しい! 経悟にも事情を説明するから大丈夫、経悟のサポートに回って。」 「わ、分かりました…!」 急な事に少し不安を隠せずに返事をした。 タイミングよく、経悟がこちらに向かって走って来て、紫炎に声を掛けた。 .
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