恋路

13/30
前へ
/153ページ
次へ
そんないい女二人が街中をあるけば人目を引くのも当然。 時に見知らぬ男性から声を掛けられる事も度々ある。 (先輩はこんなに綺麗で可愛いのに、自分の美しさに無自覚なのよね……。 ナンパされても分かってないと言うか、自覚がないと言うか…。) 一緒に出掛ける時は伊吹が周りに神経を張り巡らし、上手い事ナンパをかわし、あしらっていた。 楽しく話しをしつつ、心の中ではこんな事を思いつつ歩けば、目的のお店に着いた。 お店に着き、早速メニューを見て注文をする。 紅茶は世界各地の紅茶が置いてあり、20種類もの紅茶があった。 ケーキやお茶菓子の種類も豊富で又紅茶の入れ方にもこだわりがあり、メニューには紅茶の説明が詳しく書かれ、その紅茶に合うケーキなども載っている為とても分かりやすい。 店内にはゆったりとした曲が流れ、紅茶の良い香りが漂っていた。 「素敵なお店ね?紅茶も変わった銘柄を取寄せてあるのね。」 「はいっ!1日じゃ紅茶もケーキも全種類頼めないですね。」 「定期的に通いつめなくちゃ♪」 「そうですね♪」 楽しく笑いあいながら、メニューリストに載っている説明を見て紅茶の話しをする。 .
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

123人が本棚に入れています
本棚に追加