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「実はね、今合コンしてるの!けど、メンバーが丁度二人足りなくてっ!!
本当に一生のお願い!!今度奢るから許してっ?!合コン参加してもらえないかな!!?」
必死に頭を下げる高梨を見て、困り果て顔を引きつらせる。
『ええぇっ!!今から合コンに参加っ…‥!どうしよぅ…!
けど、高梨先輩の頼みだしなぁ~…‥。』
『合コンに刈りだされるとわっ!私一番下っぱだし断れないよ…。
先輩だって頼まれたら嫌とは言えない性格だし、高梨先輩に日頃お世話になってるしなぁ…‥。
ハァ~…。まさかこんな事になるとわ。』
二人とも内心乗り気ではないが、高梨には面倒も見てもらいお世話になっている。そんな高梨からこんなに頭を下げられ頼まれたら、断るに断われない。
腹を括って芽咲が話し出した。
「先輩分かりました。
参加させて頂きます。ただ二次会とかは参加出来ませんがいいですか?」
「ほ、本当にっ?!
全然いいっ!!有り難う助かるわぁっ!!
今度絶対奢るからっ!
木村さんも良いかな?!」
「はい!高梨先輩のお願いなら。」
「有り難うね!店員さんに席話して来るわ!
今回私が幹事なのよ。今席案内するから!!」
腹を括ったものの、やはり乗り気にはなれない。
芽咲も伊吹も滅多に合コンに参加などしないから慣れないのもあり、気は進まないでいた。
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