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「…そう言えば、次の日曜の6時だったっけ?大輝との約束!」
突然ふと思い出したように紫炎は、自分の手帳を取り出し芽咲に訊ねた。
「うん!場所は〇〇駅だって。大ちゃんがお勧めのお店に連れて行ってくれるみたい。」
嬉しそうに話す芽咲を横目に、スケジュールを確認するとその日は時間ギリギリまで予定が詰まっていた。
「もしかしたら仕事が長引いて遅れるかもしれないから、またすぐにメールする。」
「分かった!
…三人で会うの久しぶりだね?
卒業以来だから楽しみ!」
芽咲のわくわくしているその姿に、なんとしても仕事を時間迄に終わらせなければと思う紫炎であった。
それから、芽咲にこの前の会合での秋山様との契約内容等を詳しく説明し、二人は自分の仕事に戻った。
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