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大輝との約束の日。
朝からスケジュールがびっしり詰まっている為、一分一秒の遅れも許せない。
(なんとか間に合いそうかな……。)
紫炎は自分の腕時計を気にする。
芽咲が楽しみにしていた事もあり約束の時間には間に合わせたい。
車での移動中にも関わらず、パソコンを開いては仕事を押し進める。
しかし順調そうに思ったのも束の間。
「専務、この先渋滞です!他のルートに抜けても一時間の遅れになりそうです。先方に連絡をお願いします!」
「……分かった!先にパソコンでデータだけ送っておく。出来る限り急いでくれ!」
(ハァ~…!!
やっぱり、都合良くはいかないか……!
芽咲にも連絡しておかないと…。)
ポケットから携帯を取り出し、直ぐ様連絡をする。
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