横恋慕

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約束の駅に着けば、すぐに大輝を見つけ駆け寄る。 「大ちゃん!! ごめん、待たせちゃって!」 「いや、こっちこそ急かしちゃってごめん! 来てくれてありがとう! 取り敢えず、お茶しない?」 「うん!」 駅を出て喫茶店に向かう。久しぶりに肩を並べて歩くその姿は、二人とも少し変わっていて大人になっていてくすぐったかった。 喫茶店に入ると、 お互い向き合うような形で座り、コーヒーと紅茶を注文し一息つく。 「芽咲は変わったね?」 突然こんな事を大輝が口にした。 今までの喋りと違い、改めて言うような、染々した口調だった。 「そうかな? 私そんなに変わってないよ!大ちゃんの方が変わったと思う。」 .
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