123人が本棚に入れています
本棚に追加
約束の駅に着けば、すぐに大輝を見つけ駆け寄る。
「大ちゃん!!
ごめん、待たせちゃって!」
「いや、こっちこそ急かしちゃってごめん!
来てくれてありがとう!
取り敢えず、お茶しない?」
「うん!」
駅を出て喫茶店に向かう。久しぶりに肩を並べて歩くその姿は、二人とも少し変わっていて大人になっていてくすぐったかった。
喫茶店に入ると、
お互い向き合うような形で座り、コーヒーと紅茶を注文し一息つく。
「芽咲は変わったね?」
突然こんな事を大輝が口にした。
今までの喋りと違い、改めて言うような、染々した口調だった。
「そうかな?
私そんなに変わってないよ!大ちゃんの方が変わったと思う。」
.
最初のコメントを投稿しよう!