123人が本棚に入れています
本棚に追加
大輝に案内され店に着くと、先に注文を取り紫炎が来たらまた乾杯し直すという事で二人で先に飲み始めた。
お酒も入り更に会話は弾み、高校時代の話しを酒の肴に盛り上がっていた。
飲み始めてから一時間が経った頃。
一人の男が慌ただしくお店に入って来た。
「やっと来た!
おーい、紫炎!こっちこっち!!」
紫炎に気付いた大輝が大きな声で呼び、手招きする。
「すまない!遅くなった!」
よほど急いで来たのであろう、少し髪もスーツも乱れており息も上がっている。仕事が終わって直接こちらに来た事が容易に想像がつく。
「お仕事お疲れ様!」
労るような安心させるような、優しい声に微笑む芽咲を見て、安堵し癒され肩の力が抜け、つられて笑顔で返す。
「ありがとう!」
笑顔で和やかな雰囲気の二人を見て、大輝も自然と笑ってしまう。
「さてさて!揃った事だし、乾杯し直しますか!!」
.
最初のコメントを投稿しよう!