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三人そろい改めて乾杯し直し、高校の思い出話しに花が咲く。
「なぁなぁ、文化祭覚えてる?あれは本当に楽しかったよなぁ~!!」
「覚えてるよ!!高校最後の文化祭。紫炎と大ちゃんでギター弾いて歌ってくれたんだよね!」
「そうそう!芽咲の押しに負けて、紫炎もステージに立ったやつな♪
けど、その後の芽咲のバイオリンのソロも凄かったよなぁ~!」
「俺はあんまり出たくなかったのに…。大輝は勝手に出演用紙に俺の名前も書いて提出してるし!」
「いいじゃんいいじゃん♪たった二週間でギター弾けるようになるんだから、お前はやっぱり天才だな!」
「二人とも格好良かったよ!!私のバイオリンはアニソンメドレーだったからウケが良かったみたい♪」
高校三年生、最後の文化祭。有志の部で、大輝は後輩の勧めで出演を決めていたが、ピンでやるのも嫌だったので紫炎を誘ったのだった。
あまり目立ちたくもなく、またシャイなので人前で歌う事に大分抵抗していたが、芽咲に説得され渋々出演したのだった。
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