123人が本棚に入れています
本棚に追加
/153ページ
「んっ、……うぅ………。」
芽咲の声に反応し、少しずつ目を覚ます。息苦しそうで、力なく体を起こす。
「深海専務、しっかりして下さい!今お水をお持ちします。」
机の上のコップを持ち、給湯室へと走る。
(……何で芽咲が?それより、体が重い。ボーっとするし熱い。)
ふと時計に目をやると8時半を過ぎていた。
(もうこんな時間か……。)
ぼんやり考えていると芽咲が水を持って入って来た。
「専務、熱があります。
今日はもうお休み下さい!」
そう言いコップを渡す。
.
最初のコメントを投稿しよう!