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駐車場は地下にあり、エレベーターに乗り上に向かう。ボタンを押すと15階まで行き扉が開き、降りるとドアが一つしかなかった。この階は紫炎の部屋一つしかないのだ。
相当な広さで手をかざすとロックが解除され鍵が開く。大きな扉を開くと広い玄関に入った。
「お邪魔します。」
ポツリと呟き靴を脱ぐと、
「どうぞ。」
と、苦笑いして返し紫炎も靴を脱ぎ上がって行った。
部屋は幾つかあり、手前から書斎と客間があり反対側に浴室と寝室とトイレ、一番奥にリビングがあった。どの部屋も広く綺麗だった。
紫炎を寝室に連れて行くと着替えるようにすすめた。
「とりあえず服を着替えよっか。私キッチン借りてお粥作って来る、食べてから薬飲もう。卵粥食べれる?」
「あぁ……。」
「出来たら持って行くから、寝てて?」
寝室を出て、キッチンに行く。器具も揃っており、冷蔵庫の中と炊飯器の中を確認する。
(物も揃ってるし食品も結構ある。自炊ちゃんとしてるんだ。早く作って薬用意しなきゃ。)
土鍋などの調理器具を用意し、急いで作り始める。
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