恋煩い

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暫くして芽咲の名前が呼ばれ診察室に入り、医師の診察を受ける。 診察は直ぐに終わり、会計を済ませ、診断書と出された薬を受け取り帰宅した。 芽咲も熱があるのに動いた為ぐったりしており、ベッドに横になると直ぐに眠りについた。 紫炎は家事を済ませ晩御飯の用意をする。まだ晩御飯には早い時間だったので、温めたらすぐ食べれるようにしておき、時間もあるので書斎へ行き持って帰って来た仕事に手をつける。 (仕事を持って帰って来て正解だったな。もう少ししたら芽咲を起こすか…。) 時間が経ち、6時を回り芽咲を起こし食事を取り薬を飲ませると、再び横になり休ませる。自分も食事を取りお風呂に入り仕事の続きを再開する。 時間はあっという間に過ぎて行き、時計を見ると10時を回っていた。持って帰って来た仕事は既に終わらせ、明日も早く帰宅出来るように仕事を進めていた。 (少し疲れたな…。コーヒーでも入れるか。) 喉が渇き、また眠気も襲ってきたのでコーヒーをいれにリビングへ向かう。 突然、 寝室から声が聞こえてくる。 (…芽咲、起きているのか…?) 気になり中を覗くと熱でうなされている芽咲の姿があった。 .
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