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資料を集めていると、次々に人がオフィスに入って来る。
資料を集め終わる頃には朝礼の時間になっていた。
朝礼が終われば、デスクに着きPCを開き仕事を始める。伊吹の机は芽咲の隣にあり、たまに会話をしながら作業をしていた。
芽咲は今日の午後にある会議に向けて黙々と仕事を進めていた。
「先輩、ちょっといいですか？ここの資料の計算があってなくて……。」
「分かった、こっちで確認しておくね。」
「すみません、お願いします。
あｯ！！今日の会議って今度の会合の事ですよね…？」
伊吹が何かを思い出したように聞いてくる。
「そうだけど、どうしたの？？」
「じゃあ、今日は深海専務来られますよね！？いいなぁ～先輩！あんな良い男を三時間も眺められるんだから♪♪」
芽咲は内心ドキッとした。
（紫炎来るんだ…………。）
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