恋煩い

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次の日、芽咲は喉の渇きで目を覚ました。 机の上にあるスポーツドリンクに手を伸ばし、体を起こしてから口に運ぶ。 少し体は怠いものの寒気や熱もなく、体が動かせるようになった。 (薬が効いたんだ。まだ少し怠いけど、昨日より大分良くなってる。) スポーツドリンクを口に含むが足りず、リビングに行き水を飲もうとベッドから降り、寝室を出る。 少し足元はふらつくもののゆっくり歩みを進める。 リビングに入るとソファーの上に丸い大きな毛布の固まりを見つけ近寄ってみる。 見るとスヤスヤと寝息をたてて眠る紫炎の姿があった。 (紫炎ここで寝てたんだ。……悪い事しちゃったな。紫炎だって病み上がりなのに……。) 綺麗な寝顔を見つめていると、少し寒そうにして毛布に包まっていたので、寝室へ毛布を取りに戻る。 .
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