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社内ではもちろん、芽咲と紫炎の関係を知っている者はおらず極秘情報だ。
家を出てからというもの、
あまり紫炎とは連絡を取っていなかった。
たまに深海家に帰るが、紫炎は仕事上家に帰る事も少なく、お互いに社内で会う事も少ない。
(そう言えば、今回の会合色んな企業のお偉いさん来るんだっけ。紫炎が来るのは当たり前か…。)
そんな事をボーっと考えていた。
「先輩ッ!!
先輩聞いてますか!?
深海専務とお近づきのチャンスですよ?!気合い入れて行かなきゃ♪!」
などとキャッキャはしゃぎながら楽しそうに話す伊吹。
「いぶちゃん!お仕事にお近づきも何もないでしょ。」
と、ため息混じりに呆れて言う。
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