愛惜

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案内係を離れパーティー会場に一度向かい、それから諸連絡を受ける。 パーティーの準備は出来ているようで、社員やらスタッフやらがスタンバイしている。 ちらほらお客が会場に集まり初めており、少し早いが余裕を持って秋山を迎えに行く事にした。 先程訪れた部屋に向かい、部屋番号を確認してからノックをする。 コンコンコンー……‥ しかし返事は返ってこず、もう一度ノックをするが3分待っても5分待っても中から返事はない。 (あれ……?! おかしいな……!この部屋だよね??) 何度も部屋の番号を確認しても間違ってはいない。 もしかして部屋の中で何かあったのかと、嫌な想像が膨らみ大きな声で中に声を掛ける。 「秋山様!! お迎えに上がりました、樹です!!」 やはり返事はなく、秋山の身の安全等も考えて中を確認する為ドアに手を掛けた。 すると鍵は掛かっておらず扉は開いた。 失礼承知の上で中に恐る恐る入り、声を掛ける。 .
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