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彼を追いかける気力もなかった。
別に好きじゃなかった。
人を好きになるのは
もうとっくに諦めてた。
でも…もしかしたら
好きになれるかも…って。
やっぱ、無理だった。
私は、ホテルのベランダに出て、夕焼けに染まり始めた海を見つめた。
夕焼けまで…海に涙を零していた…。
「馬鹿に…しない…で。」
私は、その夕焼けの涙に誘われて涙を零した。
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