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そんな慌ただしい日々が目まぐるしく過ぎ去って、ちょっと一息ついたある日の昼下がり。
俺は大好きなうつぶせになって遊んでいた。
このごろバタバタと両足を持ち上げて海老反りもできるぞ。
頭よりも高く足を反らせれるんだ。
このままバタバタしてたら飛べるかもしれない。
ピーターパンも楽しい事を思い浮かべれば飛べるって言ってたもんね。
しばらく反って疲れたらバターっと足を下ろして休憩。顔もベタッとうずくまらせる。
やっぱり妖精の粉がなきゃ飛べないなあ。
バターっとなりながらママの方に顔を向けると、せっせと洗濯物を畳んでいた。
ごくろう、ごくろう。
大量の布おむつだね。
あ、俺のか。
顔をグイッとあげて肘をついてママの顔がよく見えるように体制をかえる。
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