俺の名は、リュウちゃん

ふんふん

それからまた何日かたった夜、俺はお風呂上がりでホクホク火照った体を冷ましながら寝転んで遊んでいた。

俺でも持てる綿が入った布のオモチャを持たされるけど、すぐにポイッと捨ててしまう。

そして自分の手をじっと眺める。

自分の可愛い手を眺めるのが好きなんだ。

口に入れて舐めたり、両手を組合せてモミモミしても面白いんだよ。

ママがバタバタと夕食をテーブルに運び始めた。

大人が動く姿をじい～っと見るのも面白い。

お風呂から出てきたパパがテーブルを見て、

「うわっ、すごいね！」

と言った。

何？何？俺にも見して！

「うーっ、うーっ！」

「はいはいリュウちゃん抱っこね。」

パパが俺を抱っこして席についた。