639人が本棚に入れています
本棚に追加
ピーンポーン
どうせ出ないのは分かっとるから、合鍵を使って入る
「貴ちゃーんっ
愛しの一裕が来たで!!
大丈夫かぁー?」
『……ふ、じわら…?』
「せやでっ
熱、はかった?」
『ま、だ…やけ、ど』
「ほら、こっちおいで?」
フラフラになった貴ちゃんは
ドサっという音をたてながら
俺の胸に倒れてきた
顔は真っ赤で額には冷や汗が見える
だいぶ熱も上がってるんやろ
俺は貴ちゃんを抱え上げ、
デコとデコをくっつける
「あっつ!!!Σ
こりゃ、デートも無理やわ…」
貴ちゃんは目をつぶると
俺の腕の中で寝はじめた
「そうかー
貴ちゃんは俺の腕の中やったら落ち着くんかぁーVv」
ベッドまで運んで
そうっと下ろす
冷えピタを貼って
頬にチュっとキスをしてやる
最初のコメントを投稿しよう!