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………
『…ん、ふじぃ?』
貴ちゃんが起きたらしい
俺は貴ちゃんが寝とる間に
あずきとひじきにえさをやって戯れ、
お粥を作り、
洗濯して掃除して…
「気分は嫁やな」
『ど、したん?』
余りにもしんどそうな声で貴ちゃんが話しかけるモンやから、
そっとグレープフルーツジュースを差し出す
「飲みや?」
『…いやや』
「なんで?』
『……飲ませて…//』
ちょっ、こんなん井本ちゃうやん!!!
でも、可愛すぎるわー…
「ん、ええよ…
よっこいせ…っと」
『…腰悪いやんか…』
「こんな時まで俺の心配せんでええやろ
…ほら、おめめ閉じましょか」
『///…ん』
俺はグレープフルーツジュースを口に含み、そのまま貴ちゃんに口づける
『…んっ…ふっ』
「…ぷはぁー
ごちそうさまでした…」
『…ありがとう//
でも、風邪移るんちゃう?』
「大丈夫やで?
俺が貴ちゃん守ったげるねんから…」
『アホかっ!!
ゲホッ ゴホッ 』
「ほらぁ
ちゃんと横になっとかな」
『はーい…』
今日は素直でよろしい
だから、そのご褒美に…
『かずっ、首とかは、アカンって…
…っん…あん!!』
今回は、貴ちゃんが風邪ひいてエロいのが悪い
…まぁ、優しくしたげたよ?
(ゲホッ ゴホッ…
貴ちゃーん、俺の専属ナースぅ~…)
(自分が悪いんやろ!)
(癒してぇ~)
(早よ寝ろ!!)
(…案の定、俺は貴ちゃんの風邪をもらったが、看病してはもらえなかった)
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