修羅場

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するとまた30個のチーズバーガーが運ばれてくる。 最初の男の店員だ。 「はい。30個のチーズバーガーです。残りの40個はもう少々お待ちください」 先ほどのこの世の終わりを見たかのような表情は一切見せていない。 「すいませんね。コイツがこんなに頼んじゃって」 店員は爽やかに笑う。 「いえいえ…お客様のためですから」 さすが店員だ、とミカドは考えた。 「ここって場所も大変ですよね~。向かいに剣タッキーがあるから」 その言葉を聞いた瞬間、店員の表情が変わる。
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