修羅場

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「どうかしましたか?」 「いえ…確かにお客様の言うとうりなので…」 そう言う店員の目は笑っていない。 まるで氷のようだ。 「大高さん…って言うんですね」 「はい。大高コウって言います」 ルカが食べながら手を上げる。 「私は神田ルカ!よろしくね!」 「僕は小田切ミカド…よろしくです」 コウは深々と頭を下げてレジに戻って行った。 「いい男だね…」 チーズバーガーを口に運びながら言う。 「食いながら話すな…何言ってるかわからない」 ミカドはマックシェイクを啜りながらつぶやいた。
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