ある秋の日の5限目

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  冷たい風に季節を感じた そんな秋の午後 授業中私は窓を見つめた 瞼の上にはどんよりとした雲が漂う 瞼の裏にはあなたの後ろ姿 どんよりとした天気の中で自分の気持ちに自問自答している 遠くに聞こえる先生の声と雨の音を同時に聞く心地よさ 現実と夢の境界線を行き来している まだ暗闇の未来のために何ができるのだろう 揺らがない過去に何を悩む必要があるのだろう
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