1番星

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いつものチャイムが鳴る 見慣れた教室の中 君の後ろ姿だけが いつまでも輝いてみえてた 昼休み 君の笑顔が見たくて ふざけて話してみたんだ 君の笑顔が見れた日は 僕も笑顔になれるよ 自分の気持ちに 素直になれる日が きたらいいなって思うんだ 僕は君が好きだから 誰よりも本当に好きだから 放課後 勇気出して言ってみたんだ 僕と一緒に帰ろうってさ 少し困った顔の君は 『いいよ』って小さく頷いた 夕暮れの空に向かって 1番星が見えないかなって呟いた 一緒に探す君の目に 1番星、映っていたよ このまま、時が止まれば 良いなんて僕のわがままだけど 神様がいたら願いたいんだ 今を永遠に 突然君が早足に 僕に向かって言ったね 『明日も一緒に探そうね』って 僕は何も言えないまま 君の後ろ姿を追ってた ありがとう いつまでも一緒に探すよ あの空の1番星 君となら見つけれる気がするんだ 僕は君が好きだから 誰よりも本当に好きだから
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