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「他に質問は?」
スティンガーが言う。が・・・皆納得し、やる気がみなぎっていた。
「出撃は3時間後だ。解散!」
ブリーフィングルームを出て各自自室に向かった。
自室ではリラックスする者、音楽を聞く者など様々だ。
フラッシュは自室で必要な書類に目を通し終わると部屋を出て、格納庫に向かった。
格納庫はだだっ広いが何機もの機体が所狭しと並べられていてそう広いと感じさせない。
点検され必要に応じて部品交換を終えて、出番を待っている。修理中の機体も、ちらほら見受けられる。
フラッシュは自分の機体を見つけると、機体に手をあてなだめ始めた。
「俺とお前、今回も上手くやれる。スムーズに華麗に舞ってくれ蝶のように・・・」
なだめ終わった時だった。
「どうだフラッシュ、新品同様だろう!」
嗄れた声だがどこかあたたかい声フラッシュが振り返るとそこには整備長のジャック・オースティンが立っていた。
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