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「どうする?捜すか?」
スライダーが聞いた。
「いや、燃料も弾薬もあまり余裕が無い。母艦に向かう。」
フラッシュは冷静に冷静にと自分に言い聞かせていたが、緊張と疲労で頭がおかしくなってしまいそうになるのを、気力だけで支えていた。
局短波無線のスイッチを入れ
「フラッシュより各機へ、真っ直ぐ母艦に向かおうと思っているがどうか?」
「・・・ガー、こ・・バイパー・・・燃料的に索敵・・・・可能・・が・・ないのか?」
敵のジャミングが強力で局短波無線にまで支障をきたしている。
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