DANGER ZONE

反撃

｢パワーダウン･････機首を下げろ････OKそのまま｣
LSOの指示に従いながらゆっくり機体を降下させる。
エンジンからは凄まじい轟音を立てながら降下させてくる。

エンタープライズの飛行甲板は慌ただしいがそれぞれが自分の仕事をしている。

金属音を撒き散らしながら着艦したかと思うと、すぐさま次が来る。

フラッシュは機体を降りると、周りに手の空いたクルーが寄ってきて、フラッシュに缶スプレーを手渡した。
機体の機首には既に皮肉を込めてだろうか･･･星のマークの型が2つマスキングされていた。
よく見ると撃墜を示す星の横にはSu-33と今日の日付の型も付けられていた。
フラッシュはスプレーをよく振り1つ塗りつぶした。
スライダーにスプレーを手渡すとスライダーは、ニヤリとと笑うと塗りつぶした。

ウィザードとゴーストの機体には艦を半分にしたマスキングがされていた。
共同撃沈だからだ。
艦内に入ろうとハッチを開けると艦長達が出迎えてくれた。
賞賛の言葉やセンスのいいジョークを言われながらやっとのおもいで、自室に戻った。