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「みっ雅さん!」
怯えながら言い直す。
「よろしい。それじゃ鈴音起こしてきてくれるかしら?あっ!あの子の今日の蹴りは絶好調だから気をつけてね」
「わかってますって」
哉汰はそういうと二階を上がって鈴音の部屋の前に立つ。
それから一呼吸置いておもいっきりドアを蹴り開ける。
「おらぁ!鈴音とっとと起きんかい!」
強引に布団を剥がすがそこに鈴音ががっしりしがみついてくる。
こいつ意外と軽いな……いつも思うけどさ……釣れたよ。
ってそんなことどうでもいい!
そう思いながら上下に動かすと鈴音に蹴りをいれる。
「ん?もう…朝…?」
目を擦りながら呟くと頭の上から声がした。
「お前今何時だと思ってんだよ?!」
「あれ?……哉汰?おはよう…どうしたの?」
寝ぼけながら声をかすれかすれに言う。
「あれ?でもどうしたもこうしたもねぇよ!お前が遅いから起こしにきたんだよ!」
「そうなんだぁ~おやすみ~」
そういって布団を奪い返し包まって寝る体制にはいった。
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