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彼らは鬼ごっこ、かくれんぼ、それから泥団子を作ってどちらが遠くまでとばせるかというゲームで一通り遊んだ 「ねぇクロノア」 「わふ?」 「ずぶ濡れだね、ボクたち」 こんな雨の中外で遊んでいればずぶ濡れになるのを回避することは不可能である 「わにゃ・・またじっちゃんに怒られちゃうよ・・」 クロノアは家に戻ってからのことを心配し始めた 「だから僕は外で遊ばないほうがいいって何度も・・」 こうなってしまってはあとの祭りであった 「う~・・どうしよ・・」 「家にボクたちがいないことがもうバレてるかも・・」 クロノア達の姿が見当たらないとじっちゃんが気づけばそれはすなわち外へ出たことがバレるということだ 「どうしようヒューポー・・」 「家に急いで戻って謝るしかないね・・」 「じっちゃん・・すっごく怒るかな・・?」 「2度目だから・・ね・・」 そう言いながら二人は駆け足で家に向かった
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