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はじめと付き合うことになったのは、バスケ部のマネージャーとして、しっかりしてきてからだったかな。
何かと気が利くと評判が出てきてたらしい。
その部活の中でも一番に仲がよかったのが、はじめだった。
告白された時は素直に嬉しかったし、付き合ってからも幸せな毎日が続いた。でもそんなの束の間の幸せにすぎなかったんだ。
はじめの女癖の悪さを知ったのは、あたしと付き合って直ぐの事。初めは我慢できる程度だったけど、それが段々とエスカレートしていって――、
気が付いたら何股もかけられてて、問い詰めたその日に一方的に別れを告げられた。
あたしってつくづく男見る目ないよなあ、なんて自嘲して、それでもやっぱり悲しい気持ちはどこかにあって――、
泣いてしまった自分が、
はじめの為に泣いたことが、
悔しくてたまらなかった――。
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