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「バイバイ琴美!!」
「じゃーね!!」
私は友人たちに別れを告げ教室の扉を開く。もちろん教室の扉を開けたらそこは廊下だった。
しかし彼女は違った。扉を開け廊下に出て昇降口の扉を開けたらそこは電車の中だった。
「今度は何処よ…」
『次は○○駅~○○駅~』
電車内にアナウンスが流れる。
電車の扉が開かれ外へと足を踏み出す。
駅のホーム…ではなく今度はどこかのエレベーターの中だった。
「さぁ今日は何回で帰れるかな…」
エレベーターが目的地を告げるチャイムを鳴らすと扉が開く。
私は急ぎ足で出ると今度はデパートの中に居た。
「ちょうどいいわ~」
まぁまぁの所持金で飲み物、間食を購入する。
何度も扉の行き来をしてるとやっと自宅に着いた。
「38回…か…疲れた~」
手に持っていた飲み物が空になっていた。
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