序章ーラストゲートー

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「明日……だね」 ため息が口からこぼれ落ちる 「不安か?」 「不安なのかなぁ?」 また、ため息がこぼれる 「質問で、質問を返すなよ…… でも、ため息が出るって 事は、何かあるな 早く喋れ、コノー!」 頭をグリグリし始めた 「そうだよ、仲間なんだから」 「うん」 グリグリが痛かったのか、少し涙目になっていた 「はははは。 やっぱり、俺は、お前たちじゃ 無かったらここまで 来れなかったと思う」 「何だよ、急に?」 「フフッ、私も」 と笑い もう一人も 「俺も」 「なんだよ、この 最後のひと時みたいなのは 戦いが終わってからにしようぜ」
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