独り言の多い深夜2時

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「あっ、また…だ」 それは、こうして 三日に一度… 現在(いま)の僕の 記憶の中に現れる。 「ああっ… また、寝らんない」 寝不足の原因は きっと、これ。 ほんの僅かな過去の記憶に… いまでも囚われている。 「お父さん…かな? っううん、なんか違う」 こうして、手当たり次第 誰かを思い浮かべては あーでもない こーでもないと 独り納得をする。 「これって、一体… いつになったら 解決できるんだろ」 ベランダに着いた両腕の間に ゆっくりと顔を埋めて ぼんやりと考えてみる。 果たして、そんな日は 来るのだろうか。 「いつまで、経っても 忘れられない…」 それは、そこに 何か意味があるから? 薄く明かりが灯もる部屋の床に 数歩、足を付いて ベッドに飛び乗る。 「いつか、わかる…か」 オレンジ色の広がる 天井を見つめて 軽く瞼を落とした。 その、“いつか”は いつなの? 誰かが、“それ”を 教えてくれるの? それとも、僕が 見つけるのかな…
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