露出度たけぇ

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「…口が軽いじゃねーか。んで.その目的は……アレだな?お前.アルカ教団のやつか」 アルカ教団ってマティウスって奴が率いている団体だよね。 うろ覚えだけど。 「そ.そうだよ?悪い?」 あらら。 可愛い反応しちゃってさ。 かあーい。 「マティウス様は素晴らしい人だ!救世主となるお方なんだよ理想郷の導き手になる人なんだから!」 めちゃ信用してんな お菓子でつられたか? 「浅薄なお題目だな。 教わった事をただ闇雲に暗唱するだけじゃ身の肥やしにならんぞ?」 ルドッドン。 ようわからん シアンも分かっていないようす。 「浅薄って言うのは考えや知識が浅い事だよ」 「なっ!浅くなんてない!!ボクにはちゃんとした目的があるんだ!」 あるんか。 聞きたいもんやな 「とにかく!思い出せないんなら.思い出すまでヴリトラはボクらが預かる。来い.ヴリトラ!」 おま 預かるって エルは一応女の子やぞ~? いやらしい事しんやろな…。 てか.まず預かるって何様~? 無理に連れていこうと.シアンはエルの腕を握り引っ張る。 エルは必死に動かまいとしているが 時間の問題だろう。 すると.ルカが一歩前に出ていった。 「君は!ただ一人.天上で行き続けたヴリトラの悲しみをわかっているのか!?僕達はやっと巡り会えたんだ!君なんかに彼女の寂しさを癒やせるなんて思えない!」 そういうと シアンは驚き手を緩めた。 その隙にエルは手を振り解き 少し間を置いた。 その後シアンはおとなしく帰っていった。 ただ今思うのは 犬が襲い掛かって 来なくてよかった それだけだった。 だってまだ 貴方の傍にいたかったから。 Next
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