ふねなんて…ふねなんて

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「うわーーーーーーーーーー「無駄になげぇ」 煩いなぁ!このバカーダ! 私の心の傷はもっとでかいのよ! アンジューお願い嫌わないでぇ! うえーーん! 「ルナちゃん。次サボったら…いい?」 「はっ、はいい!」 「とりあえず、行く所は決まったね。」 ナイスルカぁ! 話を逸らすとは何と素晴らしい! 大好きだルカぁぁ! さすがルカだよ。うんうん。 「アシハラ、テノス、ガラム、ガルポス。 世界中を巡る事になりそうね。」 「でもよォ、今戦争中だろ? テノスやガラムは陸路だからともかく、海の向こうはどーすんだ?」 ………船乗る系? 「船、出てないかもしれないね。どうしようか?」 「俺が何とかしよう…多少なりともコネがある」 「本当ですか?」 あー 私、船嫌いだ。 てか海自体嫌いだ。 「おうおう、随分やる気じゃねえ? たっぷり寝たせいで元気満点なんだな」 何気なく目線が私に…。 もしかして私にも言ってる? 寝たけどさ…。寝たけど。 「フン、ガキのお前らには船の手配なぞ出来んだろうに。 俺は出来る事をやるのみだ」 「調べ物は出来ないもんねえ。 せいぜい頑張ってもらわないと」 ヤバイ。 なんか空気がヤバイ。 正義の味方ルナちゃんが何とかせねば! 「ストーっプ!はいそこ! わざわざ喧嘩吹っかけない! そしてそこ!軽くノらない!」 私はスパーダ&イリアとルトッドン(リカルド)を 指さしいった。 「フン、では行って来よう。 少し時間を潰してから来てくれ。港で待っている」 そういうとルトッドンは行ってしまった。 「調子にのっちゃダメだよルトッドン!」 背を向け歩いて行くルトッドンに 私は叫んだ。 「これから暫く時間あるんでしょ? どうすんのよ」 図書館から出ると、イリアがアンジュに聞いた。 「そうね。少し自由行動にしない?」 アンジュの提案により、20分間自由行動をする事になった。 20分って微妙じゃない?
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