ふねなんて…ふねなんて

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「んだよ。」 ひぇぇ 怖い怖い。 スパーダったらどったの? 「その…不機嫌?ご機嫌斜め?」 「…別に。」 沢尻エ●カぁぁぁぁ! 流行語大賞ー! なんか怖いし そっとして置こうかな。 うん。 「……なぁルナ」 町をぶらぶらして10分。 スパーダが話掛けてきた。 「どうしたスパーダ。」 「オレさ。………やっぱいいや。」 なんじゃそりゃ。 何もないんかいな。 それからはもうだんまり。 どちらも一言も話さなかった。 20分後、広場で皆と合流して港に向かった。 その間。 スパーダの機嫌が直ることはなかった。 港に着くと怪しい男とルトッドンが話していた。 男は私達を見ると、すぐに逃げ出してしまった。 ふん!失礼しちゃうわ!(笑) 「ちょっとルトッドン!今の野郎だれ!? めちゃくそ失礼!」 「……乗船券の仲介屋だ。 それより、乗船券は確保した」 それよりってなによ それよりって! ムカつくなぁ。 ルトッドンのくせに!(笑) 「どういう航路なのですか?」 アンジュが訊くと、ルトッドンが難しい顔で答えた。 「色々都合があってな。アシハラ行きの乗船券しか手に入らなかった」 「上等よ! さっさと乗り込みましょ」 イリアが言うと、皆はすぐに乗り込んだ。 それから少しして…。 「気持ち…悪い…」 イリアは船酔いしていた。 意外。 イリアって何処でも大丈夫ってイメージがあったんだけど…。 って
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