スゲーなお前。うん。ある意味だけどな

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薄ぐらい場所に立つサミュエル。 オレを見ながら微笑んでいる。 ―少し、貴方の意識を弄らせて頂きました― 彼女が言うには ルナやサミュエルに 特別な力があるらしい。 その力を使って オレの頭に入ってきたらしい。 やるな、こいつ。 ―貴方は…ルナちゃんとの過去を…思い出したいですか?― ビクン、と身体が跳ねたような気がした。 初めてルナからオレとルナの 過去を聞いた時、オレは一心に思った。 オレは、その時どんな感情だったのか、を。 そりゃ小さい頃の話しだが、 何か感情があったはず。 オレは、思い出したい、と 思った。
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